まかない無しのリゾバは地獄

リゾバ

私がリゾバで入ったのは6月から9月の終わりまでで、リゾートホテルのトップシーズンと言える季節でした。
毎日朝8時に全員集合で迎えの車に乗って、18時までフルで客室清掃。
その後は2時間、男子は客室備え付けのビーサン洗い。
女子は離島にリネン工場がなかったので、隣の島からまとめて船で届けられる客室備え付けタオルを畳む作業をしました。
20時解散で寮まで送ってもらい、大急ぎでシャワーをして洗濯機を回したら夕飯と明日のお弁当のおかず作りでした。
ちょっとビールを飲みながら夕飯を食べ終わったらもう翌日に備えて寝る時間でした。

寮に住む分には家賃光熱費の自己負担金がないんですが、その分贅沢は言えません。
真夏なのに全室冷房なしで窓は常に全開。
網戸がついている窓もありましたが破れた網戸もあり、蚊が出入りし放題。
もっと言えば蚊だけじゃなくてカナブンも24時間部屋中を旋回して飛び回っていました。
カナブンはブウブンうるさいんですが、うるさくて気持ち悪いだけで、その内ブンブンうるさい中でも眠れるようになりましたが、蚊は刺してくるのが大変で、一晩で数えてみたら30ヶ所以上刺されていたこともあります。

リゾバ まかないなし

前回も書きましたが、離島では食材の調達も満足にはできませんでした。
トマトやヨーグルトやお豆腐みたいになんでもないような食材が離島では手に入らないので、隣のちょっと大きな島に行くしかありませんでした。

さいわい私たちが契約していた会社では、リゾバ全員に月一で隣の島に渡る船の切符を支給してくれました。
うまくスケジューリングすれば、ほとんど毎日誰かしらは隣の島に渡れるので、食材の買い出しをお願いしました。
もちろん私もたくさんの買い出しを頼まれて、毎回大荷物を持ち帰っていました。

まかない無しのリゾバはほんとうに大変でした。

1ヶ月ほど経つと、リゾバの男の子たちが夜になるとホテルのレストランの皿洗いに行くようになりました。
女の子たちも夜働けるだけの体力があるから、稼げるならできるだけ稼いで帰りたいので、皿洗いのバイトをやりたいと志願しましたが、なぜか男子のみ、とお断りされました。
その代わり、レストランの厨房で余った肉や魚なんかの食材をどっさりもらえたんです。
男の子たちは「こんなに食べられないよ」と女の子たちに分けてくれるようになり、それなら女の子が当番制で全員の分の調理をすることになりました。
元がホテルの食材だから、肉でも魚でもおいしかったです。
インド帰りの子が本格的なインドカレーを作ってくれたりして、自分で食事の支度をするよりも色々なものが食べられて楽しかったです。


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