高温多湿で台風が多い沖縄に適したコンクリ建築
沖縄は高温多湿な気候で夏場は台風が多いので、住宅をコンクリ建てにすることが多いです。
戦前までは木造で柱に赤瓦の屋根が乗ったような「かーらやー」が多かったんですが、戦災で焼失したかーらやーが多く、戦後建てられた建築はコンクリの四角い建物が圧倒的に多かったです。
(離島ではまだかーらやーがたくさん残っているし、竹富島のように建築に決まりがあってかーらやーしか建てられないところもあります)
沖縄の赤瓦は遮光や暑気避けに良い効果があるようで、沖縄みやげとして赤瓦のコースターが売られていたり、赤瓦を新築に使用すると県から補助金が出ると聞いたことがあります。
私は赤瓦にはほとんど関心がなくて、レトロ建築物が好きと言っても、札幌育ちなので古い建物と言ってもせいぜい明治以降のものしか見慣れていないので、明治以前の城や寺、木造の日本建築は「雪まつり」の雪像でしか見たことがありません。
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明治以降の赤レンガ建築には郷愁を感じることもありますが、赤瓦となると、のめり込めないものがあります。
名刹にご縁がなかった私は沖縄に来て、まず米軍基地内のハウジングエリアの芝生の丘に点在するコンクリ建ての平屋「外人住宅」の風景に圧倒されました。
外人住宅は古いものだと建てられてから70年近く経っていますが、このスタイルを好む日本人もいて、カフェに転用されたり、住宅として住まわれている方もいらっしゃいます。
外人住宅は家賃の設定が高額で、屋根が平たいコンクリなので、日光に照らされて室内が暑く、湿度も高いので光熱費がかなりかかるそうです。
breeze blocksの流行と花ブロック
1960年代にアメリカ西海岸でbreeze blocksが大流行しました。
外壁や室内のパーテーションにbreeze blocksを使うと、風通しが良さそうな、コンクリートの圧迫感のない雰囲気で、白く塗ってあると開放感がありリゾート気分も味わえると言うことでした。
これが気候が似ているハワイや沖縄でも広く使われるようになりました。
沖縄でbreeze blocsは「花ブロック」と呼ばれるようになりました。

戦後、イギリスでは住宅の焼失で住居の不足を解決するためにコンクリ建ての集合住宅が量産され、この集合住宅の考え方が東欧にも飛び火して、社会主義的な意味付けも加わり、ブルータリズム建築と呼ばれるようになりました。
ブルータリズム建築もコンクリートを多用して、豪奢な装飾を排除したスタイルが、所詮軍人の宿舎である沖縄の外人住宅も考え方としては近かったんですが、民間建築としては花ブロックが広く採用されることになりました。
花ブロックは昔ながらのかーらやーの「ひんぷん」として積み上げられたり、2階窓の張り出しや屋上のの柵としても多用されました。
花ブロックは多種のデザインや使い方があって、沖縄の建築物に個性を与えています。
このブログでは花ブロックを使ったレトロな沖縄コンクリ建築をご紹介していきます。
