沖縄市役所近くの長期滞在型ホテル

沖縄市

沖縄市役所近くのホテル街

沖縄市役所の辺りは地番が仲宗根町で,同じ仲宗根町でも中央パークアベニュー(BC通り)寄りの方は「病院通り」と呼ばれていて個人経営の病院が各科揃っていました。
反対側のいすの木通り寄りには小さなホテルがいくつも建っていました。
私は40年ほど前,この辺りに住んでいたので,ご近所はホテルが多かったです。
どのホテルも1960年代くらいに建てられた感じで,簡素なホテルで,中には逆さクラゲのマークが看板についているホテルもありました。
連れ込み宿と言い切ってしまうには,飲み屋街の中の町からは徒歩では15〜20分くらいかかりそうなので現実的ではなく,また,ホテルにゴージャスなムードや駐車場がなかったので,本土復帰や海洋博があった1970年代前半の建築ブームで本土や離島かからの出張の方が長期滞在していたのではないかと想像します。
1950年代後半からは沖縄市にもデラックスムードのホテルがあって,新婚旅行にも利用されていたと当時の雑誌広告で見たことがあります。

私が住んでいた1980年代終わりから1990年代前半にかけての時期は,沖縄市で暴力団の抗争事件が激化していて,暴力団組長の住まいには目印の看板が建てられているような物騒な時期だったんですが,その時に応援の警察官が本土から大量動員されて,仲宗根町のホテルに泊まっていたのはよく見かけました。



一般の人の連れ込みホテルは比屋根の山の中に「自動車ホテル」と呼ばれるホテル群があったので,仲宗根町のホテル街は1980年代にはもう閑古鳥が泣いていたような感じでした。
その中でも大きめのホテルは修学旅行生やスポーツ部活の合宿に利用されていたようですが,小さなホテルにはそのような需要はなかったです。

2020年代,仲宗根町のホテル再活用例

コロナ禍の頃から仲宗根町のホテルの客室を長期で借りて店舗として再活用する動きがあります。

沖縄市 仲宗根町 ホテル再活用

このホテルは古書店,マッサージ,ネイルサロンと客室をそれぞれに貸して営業しています。
入り口のそばの壁にはタイル装飾もあります。
中に入ってみると,エレベーターがなくて,客室はシングルからセミダブルベッドくらいしか置けない広さですが,店舗として借りる場合は必要に応じて複数の部屋を借り上げることもできるので,考え方としては良いですね。

沖縄市 古書 波止場書店

沖縄市古ホテルの花ブロック

次のホテルは仲宗根町でもいすの木通り寄りにあるんですが,近年外壁塗装をしたようで,外観はきれいになっています。

沖縄市 ホテル 花ブロック

この辺のホテルとしては中規模クラスで,外壁塗装ができるくらいの予算があるのは珍しいです。
3階建て,当然エレベーターはなさそうです。
入り口にはタイル装飾がされていて,ドアは新しいものに交換されています。
窓を覆って花ブロックが装飾と目隠しを兼ねています。
窓が花ブロックで嵌め殺しになっているのは眺望はまず期待できないですね。
この辺りのホテルは,屋号がHotel Akasaka,Hotel Olympia,Hotel Texasみたいな感じで,看板は縦書き英文字メインなのも基地の街,コザ市らしいです。

まとめ

今回は沖縄市役所近くの仲宗根町にあるホテル街のご紹介をしました。
単身長期滞在者向けの今で言うビジホ街だったんでしょうが,たまにはお持ち帰り用ホテルに使われてもいたようです。
そう言う用途はあまり考えられていなかったらしい,今は中の町サンエーの駐車場になっているホテルは京都観光ホテル,とわざわざ「観光」を強調していました。
このホテルが営業を終了する前には,プロ野球の球団2軍選手の宿舎になっていました。
それでも喜屋武マリーの話で「Aサインデイズ」と言う映画では,京都観光ホテルがベッドシーンで使われていました。
近年,へてるの客室を店舗として再活用する動きも見られるので,せっかく建てた建物なんですから長持ちさせて欲しいです。

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