夜の花ブロック

花ブロック

夜に見かけた花ブロック建築

沖縄 コンクリ瓦

夜,見かけたコンクリ瓦の住宅です。
花ブロックが雨戸状に使われていますが,真ん中の一列は花ブロックを縦並びにしているのがおもしろいです。
同じように玄関口の目隠しに縦並びの花ブロックが装飾として使われています。
建物は古いですが,花ブロック部分は塗装されているようで見た目がきれいです。

屋根はコンクリ瓦が使われています。
沖縄の古い建物は赤瓦を使っていることが多いんですが,コンクリ瓦は戦後,よく使われていたようです。
台風にも強そうだし,コンクリ瓦は悪くないと思うんですが,大きな建物に乗せるとなると重量で問題があるのか,間口の狭い建物が多いです。
この建物も6畳間2間くらいの広さしかなさそうです。

コンクリ瓦の建物は1960年代には建てられなくなったようです。
1960年代からの建物は平たい屋根が増えていて,平たい屋根にしておいて余裕ができたら2階を増築するとか,2階建てなら屋上を作って,花ブロックの囲いを屋根の淵に作るような建物が増えています。
コンクリ瓦だと増築はできないし,屋上があると,そこでBBQができたりするので,沖縄ではなにかと具合がいいんでしょうね。

沖縄では地域や親類でのつながりが強固なので,戦前くらいまでの集落で協力して豚の解体をしたり,アメリカ世の影響かライフスタイルとしてBBQが根付いています。

商店の屋上花ブロック

沖縄 商店 屋上 花ブロック

コンクリ瓦建築は住宅地にあることが多いんですが,大通り沿いの商店経営の建築は屋上に花ブロックが使われていることが多いです。
この建物は2階窓の庇がコンクリで作られていて,少し角度がつけられています。
窓の下部に花ブロックの柵がついていて,出窓のような仕様の建物も多いです。
大通り沿いで商店経営だったりすると,スペースに余裕がなくて,1960年代後半の建物までは,ベランダやバルコニーまで設置はできなかったようです。
住宅として使われていたらしい窓の鉄製柵は,ミッドセンチュリー風の装飾になっています。
屋上は花ブロックでぐるりと囲まれています。



看板も建物と別に設置するのではなく,1階屋根部分に直描きが多いです。
これはなかなか良い考えですね。
お店が立ち行かなくなって主が変わったら,看板部分を塗りつぶして描き直せば良いんですから。
たまにいろんな屋号を重ねて描いてあって,それが褪色して,それまでの屋号が下から下から浮き上がってきている看板を見かけることもあります。

沖縄 コンクリ建築 落書き

コンクリ建築は近年,落書き被害が多いです。
こちらの建物は地上3階,4階まで落書きされていて,結構な高さで足場もないのになかなかなチャレンジャーズと思います。

まとめ

今回は,夜見かけた花ブロックのコンクリ建築をご紹介しました。
コンクリ瓦の住宅は今では新築されることは少ないです。
それよりは増築ができる,とか2階建てで屋上を作った建築の方が便利で広い住環境となるので都合が良いんでしょう。
看板がわりに屋号や商標を直描きと言うのも,1972年の本土復帰前後の建物ではよく見かけます。
どれも今ではわざわざ新築の建物では使われない仕様ですね。

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