台風13号直撃
2026年は台風の当たり年のようです。
今,台風13号の台風の目に入っているようで,風は収まっていますが,今後また激しくなると思います。
台風に強い建築を目指してからの沖縄のコンクリ建築の歴史なんですが,台風の時には海からの吹き付けがすごいですから,特に海が近いところに住宅を建てていらっしゃる方は,塩害を食い止めるために車の丸洗いはもちろんなんですが,おうちの丸洗いも必須です。
おうちを丸洗いするなら,コンクリ住宅の方が扱いが楽です。
わたしが幼少期に見慣れていた木造住宅だと丸洗いなんかしたら,水分で家屋が傷むだろうし,暴風で壁から屋根から飛んで危ないんじゃないですか。
まちやぐわーってどんなお店?
そんなわけで台風に強い沖縄のコンクリ建築のご紹介です。
今回は沖縄市にある高原団地の前にあるまちやぐわーをご紹介します。
高原団地は現在,一部建て替えがありますが,基本4階建てのエレベーターなし板型団地です。
昭和40年に建てられたものなので,かなり古い,と言うか建ち始めたのは本土復帰前の話ですね。
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まちやぐわーと言うのは,本土で言うところの「よろず屋」もっと今風に言うなら個人経営のコンビニです。
人によってはまっちゃぐわー,まちゃぐわーと発音が異なる場合があります。
お店の名前は確かにあるはずなんですが,看板が出ているわけではないので,近隣住民にはまちゃぐわーと呼ばれています。
漢字では「町屋小」と書きます。
つい40年くらい前は,オバアが3名くらいおしゃべりをしながら店先でもやしのヒゲを取り除いていたり,かびたパンが堂々と売られていたりしたので,わたしとしてはあまり出入りしたくないところだったんですが,まちゃぐわーはl近隣住民の生活を支える大切なお店でした。
高原団地そばのまちやぐわー

写真向かって左側にお店の出入り口と,団地の棟がたくさん並んでいます。
2階のベランダに組んだ花ブロックが配置されていて装飾になっています。
元は単純な形の花ブロックなんですが,組み方がユニークです。
1階の塀にもブロックを透かしている部分があります。
密に全面の塀を作るよりも,一部透かしを作っておくと強風でも風の流れを直で受けず,少し分散されることを狙っているのかと思いますが,この広さの透かしだと,猫どころか人の出入りも余裕な感じで,塀の意味がないように見えます。
この建物は左側の角がカーブ状になっています。
曲線,曲面を取り入れるのもコンクリ建築なら簡単ですね。
コンクリブロックに直描き看板

角にアールをつけた曲面にはコカコーラの商標が直描きされています。
描かれる商標はコーラやセブンアップのような飲料が多いです。
本土復帰直後に沖縄で撮られた大島渚の「夏の妹」でも,沖縄市のシーンとしてコンクリに直描きされたセブンアップの商標が印象的なシーンがあります。
曲面に商標を直描きと言うのはコンクリ建築ならばできない話ではないので,これも沖縄の戦後建築にある特徴のひとつです。
直描きはお店のファサードの屋号なんかにも良く使われていて,お店の主が変わると塗りつぶして上から新しい屋号に書き換えることも結構あって,それが何十年も経ってみたらもともと書かれていた屋号が浮き上がってきたりすることがあります。
商標の場合も契約が切れたら塗りつぶし可能です。


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