精神科に付き添い受診

結婚生活

夫が退院してから以前のように穏やかな生活ができたのは3週間までもなかったです。
今度はどうなったかって言うと、鬱期に入りました。

凶暴な躁状態にくらべると鬱はかわいいものなんです。
ごはんがひとりで食べられないとか、トイレにひとりで行けないみたいな感じで、あとは頭から毛布をすっぽりかぶってソファで寝ていました。

話しかけたら返事はできる様子だったので、この機会に聞いておこうと思い、「躁状態の時、私にどんなことをしたか覚えてる?」と聞いてみましたが、「全く覚えていない。今となっても何が起こっていたのかわからないんだ。とにかく時間の過ぎるのが早くて、ジェットコースターに乗ってるみたいだった」と言われました。
使い古された言い方ですが、「病を憎んで人を憎ます」この考え方しかないのかな。
けど躁状態が長引いたりしたら私の生命の方があやうい。



鬱は入院するほどのこともありませんでしたが、ちょうど精神科の受診日がきました。
夫はまだ車の運転ができないので、私の運転で精神科に向かいました。
最初の外来付き添いの時は怖かったです。
外来の女性用トイレの手洗い場なんかに若い男の子の入院患者が隠れていて、いきなり出てきて「タバコちょうだい」とか言ってくるんです。

精神科受診

待合室でしばらく待っていたら夫の診察で呼ばれました。
恰幅の良い院長先生が「退院してからどうですか」と言いました。
夫はたくさんの種類の薬の名前を並べたて、院長先生はそれをカルテに書き取りました。
診察はそれで終わり。
帰りの薬局で先ほど夫が要求した薬をもらって帰宅しました。

「院長先生は何も言わないの?」と夫に聞くと「医者同士は処方を尊重するんだよ」とこともなげに言いました。
この状態が続くと薬の内容がエスカレートしないわけがない。
夫を止める人は誰もいないんだ、と気づきました。

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